暮らすこと

私目線の暮らし方をつづっていきたい。
もの、こと、ひと。
何気ない日常。

いざというときに役に立つ片付け方

熊本の地震から2日経ちました。

余震も続いているので、現地の方は不安なことと思います。


5年前、私も3・11を経験しています。

東京にいましたが、物という物は倒れ落ち、ビルがおもちゃのように揺れているのを目前にして、いままで経験したことのない揺れに命の危機を感じました。

青山の246が徒歩で帰宅する人と車でごった返していた風景は、なんとも言えない非常事態でした。

幸い、家族もバラバラではありましたがみんな無事で、その頃の自宅は一軒家でしたが、耐震性に優れた設計の家で被害は少なく済みました。


それでも、倒れたものを片付けるのは大変でしたし、ここに子供がいたらケガでは済まなかったかもしれないと思うとゾッとしました。

あれは、経験した人にしかわからないでしょう。


私は完ぺきとは言えませんが、あれ以来、引越すたびに地震対策をしています。


家具を固定するのが一番です。


家によっては違うかもしれませんが、経験上、一番危険なところはキッチンだと思います。

我が家は大丈夫でしたが、冷蔵庫が倒れたり飛んだお宅もありました。

冷蔵庫が飛ぶって信じられないでしょうが、そのくらいひどい地震でした。

まさに凶器です。


それに、家具の固定は家具の下敷きにならないためだけでなく、避難経路の確保にも繋がります。

床にモノを置かないことも大切です。


食器棚のガラスに飛散防止フィルムを貼ることや、滑り止めシートで食器の飛び出しを防止するのもありです。

扉に耐震ラッチ(地震で揺れたとき扉をロックするモノ)をつけるとより安全。


我が家は今の家になってからレイアウト上、仕方なく出入り口付近に冷蔵庫を置いてますが、できれば冷蔵庫は出入り口の辺りに置かない方がいいです。


テレビも固定すると安心です。

キャスターのついている家具などは普段はキャスターを固定しておきましょう。


火事の二次被害を防ぐため、タコ足配線などでホコリをためないように。


断水したときのため、我が家はお風呂の水を抜きません。

抜くのは入浴の直前。

飲用はできませんが、トイレの断水時など役立ちます。


飲料水もストックしていますが、水はひとり1日3リットル必要とされてます。

家族が多い我が家は今のストックでは到底足りません。

ここは見直す必要がありそうです。


食料のストックは非常時用としてはないのですが、カップめん、缶詰やパン、おかしなど

普段も食べながら備えるローリングストック(回転させながら蓄える)をしています。


ガスが止まった時を考え、ガスボンベとコンロも常に在庫があるようにしています。

もちろん普段は鍋をするときに使ってます。


トイレットペーパーなども、我が家は消費が激しいのでストックは欠かしませんが、

ミニマリストな方は「残り1個になるまで買わない」なんておうちもあるかと思います。

けれど、災害時はこういうものがすぐに買えるとは限りません。

実際、3・11の時も店頭から消えたものにベビー用品やトイレットペーパーがあります。

天災では、市場がすぐ回復するとは限りませんし、

ある程度の在庫があっても邪魔にはならないと思うので、こういう日用品のストックも必要です。


忘れがちなのは、懐中電灯の電池切れにも注意です。

ときどき確認を。


あの震災から5年経った今も意識している私の防災です。

人は災害に無力です。

時が経つと忘れてしまいます。

ですが、普段の備えは家族の命を守る第一歩です。


できることから始めてみましょう!

私も経験者なので、被災された方々のご苦労、心労がよくわかります。

まずは1日も早く普段の生活に戻れますようお祈りします。